全ての方がインプラント治療が向いている訳ではありません。重度の歯周病の人やもともと骨格がきゃしゃにできている人、高齢の人などは、あきらめるケースが出てきます。最近では、血管にステントを入れている方も多く、インプラント治療は、ドクターストップがかかります。ガン治療を行っておられる方も難しいでしょう。糖尿病や、たばこによるリスクも見逃せず、粘膜の免疫力不足や、骨の再生する力が弱かったりする場合も難しいでしょう。
その他にも骨粗鬆症で骨がスカスカの場合もインプラント治療は、困難です。
このような、条件面で難しい場合もありますが、恐怖からインプラント治療が難しい場合も多数おられると思います。普及してきているとはいえ、「身体にメスを入れ、骨に穴をあけてボルトを入れる」という素人的言葉でいうと、考えただけでもゾッとするのは、理解できます。
私も、子供のころは平気だったジェットコースターは、気持ち悪くなって、乗れなくなってしまいましたし、飛行機でも、着陸時は、手に汗をかくようになり、恐怖とは、身体に症状が出るんだなと思えるようになりました。
しかし、年齢と共に、歯を失っていく可能性があるのも、避けられない事実です。それでは、どのように避けられるのかを考えるしかありませんが、さすがにケースバイケースでもあります。簡単なのが、ブリッジができる場合は、隣の歯を削ればブリッジは可能ですが、隣の歯にはダメージが加わるのと、咬合力を支える歯が増える訳ではありません。
歯が抜けたところを抜けっぱなしにしておくという発想もあります。歯が抜けると隣や上下の歯は動いてしまうことが多いのですが、たまに動きにくい咬み合せをしている人もおられます。その場合は、良くはありませんが、放置という選択も全くない訳ではありません。
多数の歯が無い場合は、従来法の取り外しの義歯という方法があります。しかし、粘膜に乗せた義歯で物を咬む訳ですから、しっかり動かないということは、当然なく、粘膜は、硬い骨と義歯のサンドウィッチ状態となってしまうため、粘膜が痛くなることも多く、欠点も多いですが、妥協すれば生活はできます。いいこともあります。総義歯などでは、歯並びが揃うため、綺麗な歯並びをつくることができるのです。
このような、選択も可能ですが、ベストなインプラント回避法を把握するには、インプラント治療を含めてすべてを理解した上で、専門の医師と相談をされることが、後々後悔しないで済む回避法ではないでしょうか。
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