プラットフォーム・スイッチングとは、上部構造を作る際のアバットメントをより直径の小さなものを選択し、インプラントフィクスチャーとアバットメントの境目をインプラントプラットフォームの中心よりに位置させることをいいます。
なぜ、このようなことをあえてするほうがよいのでしょうか?それは、2つのパーツがつながった状態になっても、マイクロギャップが発生しこの微妙に動くという現象により、アバットメント由来の炎症性細胞浸潤が発生するためです。それにより、インプラント辺縁の骨吸収が起きる訳ですが、その影響を最小限に食い止める方法のひとつとして、インプラントフィクスチャーとアバットメントの接合部を中心よりの内側に設定しようという手法です。
35Nでアバットメントをフィクスチャーに締めこんでも、咬合による接合部の微小動揺が起きるということです。これは、Lazzara(ラザーラ)が13年以上の予後を基に示したものです。
これらの現象は、インプラント埋入手術だけでは解決できない、インプラントフィクスチャーの選択という要素があることを意味しており、さらにアバットメントの選択により辺縁骨の吸収に違いがあるということを意味しています。インプラントが機能してから後に骨吸収はおきることなので、分かりにくい要素でもあります。
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