入れ歯(義歯)とは、年配の方にはなじみのある方もおられると思いますが、若い方にはイメージのわかりにくいものでもありますし、自分が義歯を使うようになることは想像しにくいものです。
現実には、年齢と共に40代50代から歯を失いはじめる方がでてきて、徐々に歯を失い、右のような義歯になっていく傾向があるのです。皆がみな義歯になるのではなく、予防歯科の進歩と丁寧な歯磨きをすることや歯科治療の普及により、8020(80歳で20本 もともとは28本)を実現してきています。
しかし、歯を失っていく現象は後戻りできないので、予防が第一となりますが、なんともない時はありがたみを感じにくいので、意識していただけるよう私たち歯科医師は、啓蒙活動を行うことは重要だと感じております。
数本の歯を失うとブリッジでは作れないことがでてきて、義歯となりますが、義歯には、クラスプと呼ばれる針金のようなもので残った歯にひっかけます。一方粘膜にピンク色の義歯床が乗っかってきますが、粘膜は柔らかいので、義歯がのると沈み込みます。変位量が大きいのに対し、残った歯にクラスプをかけた歯は、くぎ抜きのような力がかかるのと、失った歯にかかる力を残った歯だけで受け止めるので、負担が増してしまい、残った歯の寿命は、急激に短くなっていきます。インプラント治療は、失った歯の回復が当然目的ですが、残った歯にかかる力が増すのを防いでくれるため、歯を失うスピードが速くなるのを防ぐ効果もあります。
また、右の絵のような下の歯の義歯の場合、顎の土手である歯槽骨に乗っける訳ですが、土手がしっかりしていないと乗せて安定させることは、大変難しく、インプラントを併用した義歯のようにすると、インプラントにより、義歯は支えられ、ずれにくくなることで、義歯単体の時と比べると、しっかり咬むことができるようになります。
最近では、下の総義歯の場合には、2本のインプラントを入れた場合の義歯が、何もインプラントを入れない義歯より優れていると第一選択となってきています。
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