よくあるご質問

インプラント手術症例術前・術後と筆記試験の他、講習を受ける必要があります。

認定医更新にも、必要な講習プログラムを受けないと更新出来ない仕組みとなっています。歯科医師の免許は、一度取得すると更新プログラムは用意されていませんので、インプラント学会の認定医のほうが、新しい知識や技術の習得の機会が多くなります。

インプラント手術は限られた時間の中でいかに、精度の高い手術をおこなうかにかかっています。
それには、術前のインプラント手術のイメージトレーニングが欠かせません。

イメージを沸かせるには、術前のレントゲン・CT、歯の模型、お口の写真などを参考にし、骨の幅や高さ、骨の硬さ、インプラントの種類、人工骨使用の有無、麻酔の量、手術の回数、期間、年齢による影響、全身的な病気の有無、手術への恐怖心などを判断して手術の手順を決めていきます。

日本の歯医者8万人に対し1万人のインプラント手術医がいるといわれています。

人数からすると、かなりの歯科医師が行っている普及した治療方法だといえるでしょう。インプラント学会認定医は、ハードルが高くなりますが、メーカーの認定医の表記は、講習を2日ほど受けると頂けるものなので、それだけでインプラント治療ができるといいきれるものではないでしょう。

インプラントを埋入するにあたり、骨の硬さや、埋入方向、粘膜の厚み、上物の歯の形などを考慮して手術を行うと、異常に時間がかかります。

どんなに治療計画を立てていても、思った通りに行くことは少なく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。ベストを尽くして手術を行う場合は、元の歯に戻せる訳ではないので、簡単な手術など存在しないのではないでしょうか？

精度の高いインプラント治療を行おうとすると、当然高倍率のルーペを使用し手術を行うほうがいいように思われますが、インプラント手術用のルーペは3倍の遠距離用の特殊なものをインプラント手術用に用意しています。

インプラント手術でもっとも大切な要素に方向があります。
インプラント近くだけを拡大して手術していると、全体が見えず、インプラントを埋入する方向がずれてしまうことが多いためで危険だからです。インプラント手術はミクロレベルの拡大が求められることはありません。総合的な判断が求められますが、基本的にミリレベルの操作であり、ミクロレベルでは手術されていません。

インプラント手術は、健康な時に行う手術であり、全身的な病気が見つかると、医科でドクターストップが割合多くの方にかかります。
体力的なことや、手術に立ち向かう気力も必要ですから、意外とインプラント手術は、出来るときにやっておいたほうがいいともいえるでしょう。
平時に粛々とこなすことがベストです。