粘膜をカバーしてある義歯のことをいいます。どうしてこのような金属床義歯は、普通のレジン(ピンク色だけの義歯)でできた義歯と比べ高額なのでしょう。
単純に技工士さんの処置工程がより複雑になること、金属床義歯は通常20万円以上するので材料や手間をじゅうぶんかけられ、良質な義歯の象徴となっていることもあります。口蓋部分が金属だった場合の効果としては、金属なので熱を通しやすく食事の際自然な温度差を感じやすく食事がおいしく感じやすい効果があったり、通常のレジンと比べて薄く作ることが出来るので、発音しやすかったり、異物感が少なかったり、強度面で割れにくかったりと悪いことは特にありません。それなりんも費用がかかるため、健康保険の義歯のように(健康保険の義歯は最大半年に一回作り変えが認められています)しょっちゅう作り直すということが考えにくいということでしょうか。
そうはいっても、金属床義歯は、粘膜の上に乗っけて使用するだけなので、粘膜が常に押されることや、粘膜面が荒れたり、歯槽骨が吸収してしまった場合や、骨が尖っている場合など、金属床にしたからといって、しっかり咬めるということにはならないばあいもあります。
柔らかい粘膜の上に硬い義歯を入れて咬むという行為は、従来からある歯科治療の一つですが、人工的オーダーメードによる行為であり、技術の塊の上で成り立っているものでもあります。そのため、義歯を専門とした大学教授が退官後し開業されたクリニックでの治療費は1つ(上、下それぞれ350万円くらい)と技術レベルによって、最高の義歯を求めると高額になる傾向があります。工業製品ではない、オーダーメイドの歯科治療の世界では、かかる費用も時間も労力もさまざまで、求められる技術もさまざまであるため、どこの歯科医院でも受けられるサービスや治療内容もさまざまになってきているといえます。インターネットの普及により、自分に合ったサービスや技術を検索することが可能となってきており、探し出す努力は大変かと思いますが、情報があるということは、知識もついていきますし、自分の歯を大切にするきっかけともなり得るので、情報を判別する必要はあるかと思いますが、悪いことばかりではないでしょう。
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