ブリッジとは橋という意味で、抜歯により歯を失った場合両隣の歯を削り歯の無い部分の所に橋を作り、そこの場所でも咬むことができるという、従来からある歯科治療の基本の一つです。健康保険による治療では、インプラント治療がないため、ブリッジによる治療か、入れ歯(義歯)を選択するしかありません。もしくは、歯を失ってしまったところは、そのまま無いままで使用するという選択をするしかないのです。
咬む力を考えると、歯を失った部分にかかる力は、そこの場所の骨で受け止めるほうが有利に決まっているので、第一選択は、インプラントの方がいいと丸の内デンタルでは考えています。しかし、インプラント治療は、健康保険にはありませんから、医療費控除で対応することが一般的です。高額になることも問題ですが、天然歯の価値は1本100万円はあると思われるので、28本で2800万円もの財産を予防を中心として、自分の歯を長持ちさせることが重要なのです。それでも、やはり歯を失うことがあるので、歯を失った場合には、その後のリスクを最小限にする費用と努力が求められてしまいます。
ブリッジを行う場合、両隣在歯の削合が必要となりますが、もうすでに、隣の歯が、削ってある場合には、心痛みませんが、全く無傷の歯を犠牲にして削合を行う場合は、「もったいないな」と感じてしまいまいますが、インプラント治療は骨に穴をあける手術であったり、するため当然恐怖感もありますし、人工的な歯根なので、絶対はありません。人の作ったものなので、天然歯と比べて、良くできているということはありません。天然歯のほうが良くできていると言い切れますが、グラグラになってしまった歯であったり、虫歯が進み過ぎて歯を残す価値が無い場合(費用面)は、あきらめる必要があることが多い場合も多いので、予防の段階でしっかり、天然歯の価値を知ることが何よりも大切なのです。生涯の中で、歯科治療費を最小にするには、予防の時点での努力が一番有利なのです。
ブリッジは、歯科治療の中でも、大切な技術の一つですが、ブリッジを入れるには、自分の歯を台形に削り、アンダーカットと呼ばれる部分を無くさないとブリッジは入りません。台形に削った時点で接着に有利なエナメル質はほぼ無くなり、象牙質とブリッジの接着を行うしかなくなってしまいます。接着材を使用する際にも、精度を上げて不足部分が無いようにすることや、接着中に唾液がついてしまうとくっ付く力が下がってしまうため、接着は大変神経を使う行為なのです。天然歯では継ぎ目がありませんが、ブリッジと天然歯(支台歯)の接着するには必ず継ぎ目が発生しその部位からの漏えいやデンタルプラークがたまりやすくなったり、歯肉炎が起きやすくなったり、形状が天然歯と比べて適切ではなかったりと、人工の物には限度が必ずあるのです。どんなに素晴らしい歯科技工士が歯をつくっても、天然歯にはかないません。ブリッジが第一選択となるケースも多々あるかともいますが、その時点での最善の選択としてのブリッジというだけにすぎません。私は、インプラント治療の指導医ですが、インプラント治療やインプラントブリッジなどを積極的に勧めている訳ではなく、その時点で最善の選択がインプラントやブリッジだった場合にお勧めするものです。
みなさん、自分の歯を大切にするために予防に励みましょう。
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