小児歯科は、生涯の口腔内の常在細菌の良質な菌叢をつくるのに重要な時期の歯科医療です。歯が生えていない時には、虫歯菌や歯周病菌も定着しにくいわけですし、生え始めの歯は柔らかく細菌の影響を受けやすく、その時期に適切なケアが行われることで、虫歯菌などの細菌が定着しにくくなれば、乳歯だけでなく、永久歯の生え変わりの際にも、リスクは軽減されるのです。歯周病菌の感染は5歳ころからと言われていますが、虫歯菌も歯周病菌も嫌気性菌ですから、嫌気性菌がなるべくお口の中で定着しないよう努力をするべきですし、親からうつるとも言われていますから、唾液感染も意識することは必要です。遺伝も当然あります。食の好みや生活習慣、唾液の量、歯の大きさ・形状・歯の硬さ・位置・歯槽骨の大きさ、骨格、エナメル質の硬さや象牙質の厚みなど影響する要素は多岐にわたります。それらを総合的に考慮して、子供の歯を守る歯科が小児歯科です。小児といっても。20歳くらいまで小児歯科に通う人も多くみられますから、小児歯科と予防歯科は、絡み合っているともいえます。その他の要素として、歯並びも小児歯科では重要な要素であります。歯並びに合わせて、歯槽骨の形状も変化していくため、理想的な歯並びに近いほうが、骨格もスムーズな成長が期待できます。その他、しっかり咬むこともできるようになるので、並びはいい方がいいに決まっています。最近では、マウスピース矯正のインビザラインが登場したおかげで、従来型の矯正装置の他に取り外しが可能な矯正装置として人気を集めつつあります。咬合誘導という考え方もあり、これも、取り外しのできる装置であるため、子供のようなモチベーションの低い場合でも、完璧な歯並びを求めないまでもある程度改善させておこうという考え方もあります。
乳歯における虫歯のコントロールや歯周病菌のコントロールを適切に行うことで将来的に歯の欠損を減らすことができ、インプラント治療を行わないで済む可能性を高めることができることでしょう。
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